混沌の海で

 

どんよりした雲

乾燥した空気が続く日々に

体調不良も続く。

 

なんとか今日も1日を終えて

今日こそ早く寝るぞ!と意気込み

あたたかくしてベッドに入ったはずなのに

PMSなのか、はたまた別の理由なのか

いろんなことが脳内を駆け巡って

涙まで溢れる始末。

 

はぁぁ…

また眠れないのか…と思いながらも

スマホを手に取って、文字を起こす。

 

なんで眠れなかったんだっけ。

そうそう、今日は旦那がいない。

心配かけまいとする気が緩んだついでに

心も弱ってしまったのか

感情が堰を切ってしまって

もう会えない人に想いを募らせたりして。

 

 

もう会えない人は二人いて

一人は、自分の母と

もう一人は、ネットで出会った人。

 

我ながら、この二人が

並列に並ぶのは、ちょっとどうかと思うけど

もしもまた会えるなら?と聞かれたら

結構悩むと思う。

 

 

母は、私が10代の頃

病気でこの世を去った。

 

………

 

そうだ、思い出した。

私はここ数日、薬を飲んでも

頭痛が何日も治らず、そういえば

母の病気の最初の自覚症状が

「頭痛」だったことから

(あとで日記的なものを読んで知った)

あぁ、私も死ぬのかな…

なんて思い始めたところからだ。

 

私もこのまま頭痛が酷くなって

気を失って、死んだら会えるかな、とか

そんなこと考えたりして。

 

母には、

ありきたりだけど、また会えたら

ごめんなさい と ありがとう を

伝えたれたら十分かもしれない。

本当は、伝えたいことは山ほどあるけど

多分うまく伝えられないし

孫の顔も見せてあげたかったけど

それはいつになるかわからないし

私が幸せに暮らしてるなら

それでいいよ、と言ってくれそうだから。

 

 

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もう一人のネットで出会った人は

多分どこかで生きていると思うんだけど

きっと2度と会うことはない。

 

2度と会うことがないから

出会った時の思い出が、

時間が経つとともに色濃くなっていって

忘れられない、他には変え難い

記憶に変わっていってるのが

自分の中でちょっと恐ろしくて。

 

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当時、私は20歳を少し過ぎたぐらいで

自分が異性との経験が

皆無なことを悟られまいと

ガチガチの鎧を被って

あとは若さという勢いだけで

なんとかなるか、と…

 

とはいえ、

我ながらよく会ったし

相手もよく会ってくれたな、と思う。

 

相手は自分より

10歳以上年上の男性だったけど

10年以上前で

パパ活やらマッチングアプリ

今ほどまだ浸透してない時代。

(会ってみたい理由はどちらでもないんだけど)

 

顔も見たことないし

なんなら声も聞いたことなくて。

 

じゃあ、なんで

私が会おうと思ったかって言うと

 

とにかく!とにかく!!

このまま自分が普通に生きてたら

絶対絶対絶対絶対絶対

一生会えなさそうな人!!!と思ったから。

 

自分の中では

「悪魔を着たプラダ

のような世界観の妄想を

勝手に膨らませていた。

 

それと、当時

自分がブラック会社に勤めていて

文字通り真っ暗な

日常を繰り返す毎日に

非日常な刺激に

飢えていたんだと思う

 

知り合ったツールはツイッター

(だから縁のない世界の人と知り合えたんだけど) 

 

結局、会った時間の中では

彼が何者か特定することはできなかった。

 

何も面白いことがない毎日の中で

ツイッターでその人の呟く投稿だけ

光って見えたんだよなぁ

 

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続きはまたいつか書くことにしようと思う

 

明日は、混沌とした海から

抜け出せていますように

眠れない夜は

たまにひっそりとやってくる、

何をしても「眠れない夜」。

 

ありがたいことに

今週は会社にはリモートをお願いしており

かつ、起きたら朝は病院直行が

決まっているので

夜明けに対する気持ちは多少気楽である。

 

無理に寝ることを諦めて

何かをしようと思うのだが

本を読む気にもなれず、

映画を観る気にもなれず、

たまっているブックマークや

リーディングリストの整理をする気にもなれず

こうしてブログを書いている。

 

そして眠れない夜は決まって

「自分が芸能人だったら生い立ちを

どんなインタビュー記事にしてもらうか」

をなぜだが考えてしまう。

 

しかし、

未来の「こういう自分になりたい」という

過去の自分がいたはずなのに

最近、それさえ思い出せずにいる。

 

何度考えたところで

自分の生きてきた過去は変えられないのだから

新しい出来事が更新されない限りは

同じ記事の内容の繰り返しだ。

 

そうして、今、自分は

何者でもないことを再確認する。

 

妄想の中の自分のインタビュー記事が

完成するのはしばらく先になりそうだし、

まだまだ、眠れない夜は、続く。

 

はじめて

久々に、文章というものを書いてみる。

今日、ゆっくり寝付ける午前中のはずが、二度寝の後の夢見が悪く頭が痛かった。

夢見が悪いのは百歩譲って、夢の内容が小学校や中学校の軽いトラウマを抉るような、内面が自他共に未熟ゆえ、傷つけたことばかり思い出してしまって、気分が悪かった。

今も未熟じゃないかというとそんなことはないけれど、あの頃よりは、と思いたい。

たまにこういう唐突な文章を思いつくまま書きたくなる衝動に駆られる。

書き記しておきたいと、なんとなく思った。